次の俳句を読んだ時、背中に電流が流れた。
鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし 三橋鷹女
「え!こんなことを俳句で言っていいの?」と思った。
これで俳句なの?と思う人もいるだろうけれど、季語も入っているし、五・七・五になっている。
まず季語だが「鞦韆(しゅうせん)」が季語で、これは「ブランコ」のことで「春」の季語だ。
そして、五・七・五だが・・・・
「鞦韆は」・・・・ここまでで五
「漕ぐべし愛は」・・・これで七
「奪うべし」・・・・これで五
ね? 季語が入っているし、五・七・五の定型も守っている。
それにしても、「古池や蛙とびこむ水の音」とはえらく違う俳句だよね。
まるで標語みたいな俳句だ。「赤信号で止まるべし。青信号で進むべし」みたいにね。
この俳句を知って、僕の俳句の世界が広がった。
言いたいことを言っていいんだ、俳句って。
要は季語をいれて五・七・五を守っていれば俳句なのだ。
それさえ守れば、何を言ってもOKだ。
今すぐに入っておいでよ春の海 流詩衣(ホーライ製薬のルーシーさんの句)
いいな〜〜、この句、大好きです。
●●●『ハードボイルド・ワンダーランド日記』(半径5mから100億光年のできごと)●●●
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『ハードボイルド・ワンダーランド日記』(半径5mから100億光年のできごと)
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『ホーライの独り言』(50代サラリーマンの独り言)
シャチョーの白木槿の俳句も素敵よ。
本当に今でも「春の海」は謎が多くて好きです。^^v